【補聴器情報 奈良市発】補聴器ミニ辞典(ラ)ラインナップ

  • 投稿日:
  • by

こんばんは。
風邪明け2日目は、夜の更新です。

まずは、こちらから。



本日、お伺いしたA様宅で、お土産に頂戴したカレー。

【あの近江牛が、野菜と共に30種類のスパイスで2日間も煮込まれたモノ・・・それがこの缶に凝縮
されているのです。】

(読むだけでも、美味しそう)

帰宅後、食することを楽しみにしていたのですが、

ナンと、事件が発生。

本日の、我が家の夕食、

実は、カレーだったのです。。。

楽しみは、後日にとって置きます。
(A様、本当にありがとうございます!)

本題に入る前に、補聴器業界のトピックから。

■パナソニック社

※2013/3/17日の日経WEBサイトより転載


パナソニック、ヘルスケア売却検討
最大で1000億円規模も
?非中核事業切り離し


補聴器部門を含むヘルスケア事業の売却を検討中との事。


確か、3年前には・・・

※2010/6/1日の日経WEBサイトより転載

パナソニック、ヘルスケア事業の
売上高3倍に 15年度計画


世界の補聴器シェアの10%を目標にというのもありました・・・

時の流れは、本当に速いですね。



一方で、最新のニュースとして、

■パイオニア社

2013年3月22日 Sankei Bizサイトより転載

パイオニアが補聴器市場参入
新たな収益の柱育成、競争激化


デジタル家電の販売不振に苦しむパイオニアの新規参入で、
補聴器市場が白熱化しそうだ。
同社は21日、補聴器市場に本格参入すると発表。
4月中旬に軽度難聴者向けの補聴器「イヤーパートナー」
(1個で希望小売価格3万4800円)を売り出す。


当方、現物を見ていないこと、流通形態が不明なため、
何ともいえませんが、

これまでブログでも書いてきましたとおり、

補聴器と言う商品は、使用者に渡るまでの流れが特に肝心です。

メーカー ⇒ 販売店・担当者 ⇒ 使用者

従来のように、同社の集音器のような扱いでは、これまでと、全く流れが変わらないと思われます。

加えて、日本の中には、大小あわせて10社近くのメーカーが既に存在しており、

販売店側が選択肢の一つとして、この商品を取り入れるか否かで、今後の流れが変わります。

今回の商品は、あくまでも軽度難聴専用。 ※既製品(オーダーメイドではない)

ありがちな、パイオニア=音響メーカーだから、補聴器も安心。しかも安いし、良いに決まっている!

といった早計な判断をなさらずに、

お近くの補聴器販売店で一度じっくり相談されることをお勧めします。

珍しく、最近のトピックを入れてみました。。。

=========================

さて、本日の補聴器ミニ辞典は(ラ行)は、

【 補聴器 ラインナップ 】

※前回、テーマの選定方法、種明かししたので、

 ランキングか、落下防止だろう・・・と予想されたかもあったのでは?

残念ながら、この2つは、ニ行&フ行のところに、既出です。

各補聴器メーカーのラインナップ、主に3、4種類のクラスが存在します。

※今回は4種類を前提にお話します。

以前のブログでも書きましたが、補聴器の新製品は、大抵のメーカーで、

プレミアムクラスと呼ばれる、そのメーカーのフラッグシップモデル(顔となる最上位機種)から順に発売されます。

10億から100億とも言われる開発費を回収するためには、ひとまず、単価の高い機種から・・・というのがセオリーです。

また、一眼レフカメラのメーカーである、ニコンの戦略のような一面も存在します。

具体的には、

市場の開拓時に、無理に廉価な製品を販売すると、機能、性能に問題のある製品となってしまい、
ブランドイメージが落ちかねない。

高価でも、プロの使用にも耐えられる高級機を販売し、

量産効果に合わせて、普及価格帯に降りていく、というのがニコン流。

補聴器に話を戻すと、

金額よりも、最新技術が反映された機種をお求めの方は、そのメーカーのプレミアム
フラッグシップモデルを。(片耳40万?50万 耳穴式)

私が、個人的に好きなのは、上から2番目のクラス。アドバンス(片耳30万?40万 耳穴式)

その理由は、最上位のクラス限定機能は、一般的に使用頻度が少ないことが多いからです。

(そんなことはない、とメーカーさんから怒られそうですが)

私がお勧めする一番の理由は、

必要な機能が最高クラスに備わっているのが上から2番目のクラスになるからです。

また、お客様に、自信を持ってお届けできるのは、スタンダードクラスといわれる、汎用モデル。
(片耳20万円?25万円 耳穴式)

このクラスを持っておけば、販売店サイドで、調整に必要な機能は、最低限、全て揃っているからです。

一番下位モデルとなる、エントリークラスの補聴器は確かにお得感はありますが、(片耳10万円?17万円
耳穴式)

その反面、出来ること、出来ないことがハッキリわかれるので、この辺りは、あらかじめ知っておかないと
後で後悔するポイントです。


※実際に店舗でご試聴されること、お勧めいたします。

本日は少々長くなりましたが、以上です。

< 編集後記 >

明日の午前中は、奈良市の勉強会場にいます。

その後は、京都の実家へ移動です。(祖父の補聴器を久々にチェックします!)

< 本日の動画 >

マイナーな補聴器が、新聞・テレビ等でスポットライトを浴びる日が、年に3回あります。

さてどの日でしょう???



関わる全ての人々を、補聴器を通じて、よりハッピーに!