【奈良市発】補聴器ミニ辞典(ト行)特性

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おはようございます。

1日半の間にブログ3本目、更新です。※お見逃しの方は、(テ行)を要チェック。

本日の補聴器ミニ辞典は(ト行)

【 補聴器 特性 】

耳穴式補聴器を購入したことがある方の中には、見られたことがあるかもしれませんが、

耳穴式補聴器のパッケージの中には、白い紙に印刷された、特性表と呼ばれる
グラフのようなものが入っています。

特性表

この用紙は、

【 この補聴器は、正常に働いています。】

と、メーカーが証明しているものです。

具体的には、どこを見ているか?

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・音質(低音、中音、高音の出方)

・大きい音(最大出力)の確認

・ピークと呼ばれる最も音が出る部分


通常は、綺麗な波形になるのですが、異常が
あると、ギザギザな波形になることもあります。

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オーダーメイドの耳穴式補聴器の場合、

その方その方に併せて作られたシェルと呼ばれる、耳の側の部分と、

アンプ含む精密機械が搭載された基盤とを張り合わせる作業をメーカーでは行います。
(ここでは、基盤のことを総称してフェイスプレートと呼びます。)



厳密に言いますと、同じ機能持った製品でも、微粒子並みに、音の差が生じています。

(この差は、JIS規格でも認められているレベル)

メーカーから送られてきた補聴器を、一つずつ、お客様にお渡しする前に、検品するのも
販売店の仕事です。

(販売店では、その補聴器の特性データや、カタログから、その補聴器の機能を把握しています。)

ただし、特性は、何もオーダーメイド補聴器出荷のときだけ、計るものではありません。

耳かけ式補聴器はもちろん、

日々の調整の軌跡や、補聴器が故障していないか?チェックの役割も果たします。

慣れていない、補聴器の担当者は、パソコン画面ばかり着目しがちですが、

パソコン上に現れる特性は、あくまでも、補聴器が正常であった場合の仮定です。

ご自宅等、外出先では、特性を計ることは難しいので、

やはり、最終的に頼りになるのは、担当者の耳です。

※どれだけ多くの補聴器の音色を聞いているか? これが、差を生んで参りますね。

本日は、以上です。

< 木津川市周辺皆様へ >

本日、当店の補聴器チラシが折り込まれました。

趣旨は、まずは、補聴器のことをもっと良く知りましょう! というもの。

高価な買い物も、情報が無いまま飛びつくと、あとで、後悔する事もありますよね。

※チラシでは、初心者のための補聴器勉強会をご案内

参加費は無料ですので、宜しければご参加下さい。




ホームページでも案内しています。こちら。

< 編集後記 >

ここ数日、事務仕事でバタバタしていますが、
週末、久々に高校時代のメンバーと大阪で再会してきます。

変わらぬ関係は、やはり良いですね!

< 本日の予定 >

生駒市のお客様のところへ伺います。納品してから1週間。

次のステップへ向けて、お客様と共同作業で、補聴器が体の一部と感じてもらえるよう、
しっかりフィッティング(調整)してまいります。

< 本日の動画 >

聴力測定の際に、雑音を流す場合がございます。

果たして、どんな時???



関わる全ての人々を、補聴器を通じて、よりハッピーに!