【奈良市発】補聴器ミニ辞典(ノ行)ノイズ

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おはようございます。昨日は、朝から驚きました。

カフェでお勉強したのですが、そのお店のモーニングセットにあるものが。。。



トースト&サラダ&ヨーグルトに加え、【 りんご&マンゴのお酢 】が付いてきたのです。(ヘルシー!)

飲みやすく、やみつきになりそうですね。

さて、本日の補聴器ミニ辞典(ノ行)

【 補聴器 ノイズ 】

ノイズ=雑音

『 補聴器は雑音が多くて・・・・ 』

何度となく聞いてきた会話ですが、雑音と言いましても、
大きく分けて二通りあります。

■補聴器外部から入る雑音

■補聴器内部の雑音


<内部の雑音とは?・・・>

アナログ時代の補聴器や、一部廉価な補聴器の中には、
外部に全く音が無いにもかかわらず、

補聴器自身からノイズを発生するものがあります。
(健聴者や、軽度難聴者の方には聞こえます。※サー音)

これは、当然ながら、内部で電気部品が機能している
わけですから、部品が多くなればなるほど、

電気的ノイズが発生する可能性が高まります。

最近のデジタル補聴器では、

ほぼ、こういった内部雑音は気にならないレベル
となっています。

※上位機種になると、外部に全く音がなかえれば、
自動的に増幅機能をストップさせる機能を持つものも
あります。

<外部の雑音とは?・・・>

補聴器は、雑音が多くて・・・と言われる
場合には、こちらをさす事が一般的には多いです。

前を通る自動車、換気扇、電車の車内、
新聞をめくる音、水が流れる音、様々です。

全てを書くと終わらないので(苦笑)、

本日はその中でも、一瞬の雑音でなく、
連続的に発生する雑音に絞ってお話します。

補聴器の雑音抑制機能とは、

一般的に雑音と共通認識される雑音を抑える
事を目的に開発されています。

しかし、前述のとおり、雑音といっても、
音の性質が異なります。

では、どのように抑制しているのか?

補聴器は、リアルタイムに、今、音声が優勢なのか、
雑音が優勢なのか、を判定しています。

※チャンネルとよばれる、調整のきめの細かさを表す
 用語がありますが、チャンネル数が多くなればなるほど
 この判定の精度はあがります。

※音の大きさの時間的な変化(言葉を話しているとき、
 音声には時間的な変化)があります。

つまり、時間的変化を分析して、会話か否かを判定します。

その結果、

音声が優勢の場合は、増幅率は、そのままに、
雑音が優勢の場合は、増幅率を減少させる
働きをします。


雑音抑制機能をもった補聴器が登場したのは、約15年前。

それ以降、上記の考え方をベースに、新しい機能を追加して
ICチップを開発しています。

※あの小さい補聴器の中で、こんなきめ細かい働きを
 行っています。



本日は、以上です。

< 編集後記 >

毎日、いろんなアイデアが浮かんできます。
実行するまでの過程って、ホント楽しいですね。

また、チラシを見たお客様からの電話1本でも、
私に何が求められているのか、

学ぶこともたくさんあります。

日々、勉強です。

< 本日の動画 >

本日は、健聴者と難聴者の聞こえの違いを
比較するツールを動画でご紹介します。



関わる全ての人々を、補聴器を通じて、よりハッピーに!