【ストーリーで学ぶ補聴器 奈良市発】補聴器試聴中。(テスト)

こんばんは。今日は一日、良い天気でしたね。

本日は、大和郡山のお客様の所へ伺いました。

3歳になるお孫さんを2、3日預かっておられることもあり、
いつもと違ったAさんのご様子、拝見することができました。

※我が家の子供達は、男ばかりなので、
やっぱり女の子もいいな・・なんて思ってしまいました。

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さて、本日のストーリーで学ぶ、補聴器シリーズ
試聴(テスト編)。

両耳どころか、補聴器の試聴も、全く初めての木村さん。

聞こえるけれども、気になるポイントもいくつかありました。

それを察してか、アドバイザー健が、語りかけます。

『 まず、ご自身の声が、響く理由から説明しますね。 』

『 まず、木村さんの場合、bassの聞いた低音は、
 比較的、聞こえておられます。

これが、自声の響き、とも関連します。

『 私も含め、自分の声は、どちらかというと、低音のエネル
 ギーが強く、補聴器使用者で低音が聞こえておられる方
 ほど、響き感が自声の響きが強くなります。 』

『 もう1点あります。補聴器の様に、異物が耳の中に入ると
 骨を伝わる音の響きが、いつもより、大きく感じられます。』

『 木村さんの奥様、良かったら、人差し指を耳穴に詰めて、
  あ?と言ってみてください。』

『 あ? 』 と少し甲高い奥さんの声。

『 ホントね。こういう風に聞こえてるのね。 』

『 奥様、その人差し指を上に浮かして見て下さい。
 続けて、同じくあ?と声を出してください。 』

と、アドバイザー健(=本名:奈良 健)が続けて
アドバイスを送る。

『 あ?確かに、こうすると全然気にならないわ。』

『 今の響かない効果を活用して製作された補聴器が、
 今、ご主人が使用されているRICタイプと呼ばれる
 小型耳掛け補聴器です。』

『 耳の中は、完全に塞がず、
 どちらかと言えば開放状態にする補聴器です。』

『 へー、そうなのね。あなた、これなら、
 多少、慣れだと思って、使い始められるんじゃない?』

奥さんは、旦那さんに尋ねる。

『 確かに、聞こえ易くなっているとは思うけれど、
 果たしてどれだけ効果があるのか、わからないね。』
 とご主人。

『 木村さん、仰るとおり、補聴器の効果測定とよばれる
 試験(テスト)が大きく分けて、2種類挙げられます。』

『一つは、音の聞こえが、どの程度改善されたかを数字で示す、
 音場閾値検査がそれです。

 ワーブルトーンと呼ばれる(震音)を周波数ごとにチェックしていきます。

 チェック方法は、どれだけ小さい音で聞こえるか?です。』 

『 そしてもう一つは、言葉の聞き取りテストです。 』

来店直後に、言葉の聞き取りのテストを実施しましたが、

補聴器を装用して、どうなるか(目標)を確認します。

※通常、補聴器から入力される生活音を聞き流すためには、多少の時間を要します。

このため、補聴器を装用しない段階で、
ヘッドフォン越しにテストした言葉の聞こえテストの時よりも、

補聴器を装用した場合の方が、

聞き間違えが増えてしまうという、アンバランスな結果に
なることもあります。

メガネでいう所の、完全矯正のように、必要な分だけ、
全て音を増幅した場合、

耳も、頭も疲れてしまい、補聴装用どころでは、
無くなってしまいます。

ですので、

試聴テストの段階では、少し弱めの音にして納品します。

周りの音にも慣れてきたら、徐々に音量(ボリューム)を
上げてゆきます。

※こういったアフター調整ができるのが、補聴器であり、
、繰り返し実施することが基本となります。

『 木村さん、それでは続けて、雑音下での聞き取りテストなどを行います 』

雑音下でのテストって?

気になる木村さんを横目に、続きは次回にて。

< 編集後記 >

明日は、夕方から大阪へ向かいます。

ギネスブックを作っている会社の日本支社社長の
講演参加が、主な目的です。

その後、メーカーさんとの面談も行う予定。
定期的に情報交換するのも必要ですね。

※時間見つけて、サラリーマン時代の行きつけの喫茶店にも寄ってきます。

< 本日の動画 >

補聴器を購入する際に、インターネット上手に活用する方法と題して、
2回に渡りお届けします。

ネットでの注意点などにも言及しました。



関わる全ての人々を、補聴器を通じて、よりハッピーに!