【ストーリーで学ぶ補聴器 奈良市発】補聴器の製品説明

おはようございます。

昨日は少し肌寒かった、奈良。

そんな中、生駒のお客様 B様 宅へ伺いました。

補聴器のご経験はあるものの、両耳装用は今回が初めて。

スタートしてまだ間がないため、少し違和感のあるご様子。

経験耳に比べ、少し音を弱めに設定しているため、聞こえについては、もう少し、といった感じです。

ただ、

そんな中でも、テレビの音声をワイヤレスで飛ばすシステムについては、

【 テレビの声が良く聞こえる 】 とのご感想。


この先、B様にどんな変化が待っているのか、とても楽しみです。

※ご本人に向けた、Bさんの奥様のアドバイス、 ご協力が何より嬉しかったです。

では、本日もストーリーで学ぶシリーズ、参ります。

※登場する人物、団体は架空のものです。

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補聴器の聞き比べを行った木村さん。

後で試聴した補聴器の方が、

【雑音がある中でも、さほど気にならずに、声が聞けた】

そんな印象でした。

補聴器アドバイザー健は、白紙の紙をデスクから1枚、

そして、

(補聴器専門店では、三種の神器である)

3色ボールペンを、着用している黒いスーツの内ポケットから取りだした。

そして、木村さんに向けて説明を始める。

「 先ほどお見せした、木村さんの聴力データを、この紙に書くと、ざっと、こんな感じです。」

「 補聴器は、あくまでも、耳を補助するためのものですから、昔のような聞こえに、完全に戻す、
  といったものではありません。」

「 補聴器が、音を大きくする(=増幅する)主な範囲は、一般的に250ヘルツから4000ヘルツまで(=周波数)」

※最近では、12000ヘルツまで増幅させる機種もあり。

「 木村さんのように、低音が聞こえていて、高音が聞こえにくい方の場合は、それぞれの音ごとに、
  最適な音量調節をしていく必要性があります。)

「 よく新聞なんかで出ている19800円のやつでは、だめかな?」

と木村さん。

「 今の、木村さんの聞こえなら、家で、短時間だけなら、少しは役立つでしょうね。」

「 家だけなら? 」

「 はい。詩吟教室や、会合出席となると、まず、周囲の騒がしさがあり、複数の人間が
  集まることになりますね。大きな声も入りやすくなります。」

「 極端に申し上げると、音の変化が出るたびに、ご自身で音量調節をする必要性があります。 」

「 聞こえにくければ、上げる、うるさかったら、下げるっていうこと?」

「 そうです。家なら、ゆっくりそれが出来ても、外になると、中々難しいですね。」

「 最近の補聴器と呼ばれるものは、基本、ご自身で調整する必要はありません。」

「 自動音量ってこと?」

「 はい。例えば、3チャンネルの機能をもった補聴器だと、低音、中音、高音、それぞれ音の種類ごとに自動で
 音量調整しています。」

「 加えて、雑音抑制、と呼ばれる機能も多くの機種に搭載させれています。」

「 さっき聞いた補聴器も付いているの?」

「 はい。でも注意点があります。こうやって言葉だけで雑音抑制の有無を論じると、
  後でこんなはずじゃなかった、となります。」

「 つまり、雑音抑制の深さ、および雑音抑制が機能する周波数の広さ、によっても随分、聞こえ方が変わります。」

「 深さと周波数の広さ、ね。」

「 そうすると、後で聞いた補聴器の方が、雑音抑制とやらが、深く効いているということ?」

「 そのとおりです。後の補聴器は、深さだけでなく、周波数の広さ、これが狭い範囲で役割分担して
  いるので、無駄が少ない機種なんです。」

「 一方、最初に聞いていただいた補聴器は、雑音抑制の深さが浅く、役割分担する範囲が
 広く、すこし荒削りな音になります。」

「 なるほど。音を聞いた上で説明受けると、なかなかわかりやすいね。」

「でも、そうなると、随分お値段も変わってくるんじゃないの?」

いよいよ、皆さんも気になる金額のお話となりましたが。。。

気になる続きは、次回へ。

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< 編集後記 >

いつにも増して、当ブログヘの到達キーワードに、

「 補聴器業界 」
「 補聴器業界 転職」
「 補聴器 業界 転職 動機 」
「 補聴器 素人 開業 」
「 補聴器 独立 」

などが目立ってきています。
新年度、スタートということもあり、皆さん考えることも多いのでしょうか?

ただ、補聴器というものは、単なる器械製品ではなく、

その器に、魂を吹き込むものである、ということを、どうかお忘れなき用に。。。

< 補聴器購入前に、ネット検索される方へ >

最近は、広告もかなり巧妙になっています。

一見、記事風に見えて、

実は自社サイトへの誘導が狙い、といったものも数多く見受けられます。

真偽を見極めるポイントとしては、

その記事の発行元はどこか?

まずは、これを確認する必要がありますね。

(自作自演には、要注意です。これは、補聴器に限ったことではありませんが。)

< 裏話 >

大好きな映画、ダークナイトシリーズ。



半額セールで、即購入してしまったのですが(汗) 昨日は、子供二人で映画鑑賞。

熱中する子供二人を横目に、スヤスヤ寝てしまいました。。。目覚めて、エンディングを子供に教えてもらうことに。

( 実は、映画館で2度見ているので、あしからず。苦笑 )

本日は、大阪まで、デンマークの補聴器メーカー、ワイデックス(WIDEX)さんのセミナーに参加してきます。

初参加だけに、ワクワク。。。またブログでご報告しますね。


< 本日の動画 >

補聴器関連パーツについて、その2(バッテリーチェッカー)
動画はこちらへ。

関わる全ての人々を、補聴器を通じて、よりハッピーに!